■本人の主訴
・他院で鼻尖形成を行ったが鼻の左右差が改善しなかった
・できればもう少し鼻筋も高くしたい
■当院医師の見解
もともと小鼻に左右差があり(右側が大きい)、この小鼻の左右差改善とあわせて鼻を高くするために他院で鼻尖形成術を行ったところ、結果に納得がいかない・失敗した気がすると相談に来られたケースです。
来院した際の状態を診察してみると、小鼻の左右差はほぼ改善されてない上に、鼻尖形成術を行っているものの鼻が高くなっているという感じがあまりしませんでした。そこで当院では、左右差が気になる右側のみの小鼻縮小術と、鼻に高さを出すためのプロテーゼ挿入を行うことにしました。
■手術について
術前のデザインの様子です。プロテーゼは日本人の鼻になじみやすいI型プロテーゼを挿入しています。あまり鼻筋を高くしすぎると鼻全体が大きくなって見えることもあるため、高さの調整は術前に十分検討する必要があります。
私の場合、どの程度切開するとどんなイメージになるかという点を、術前に何度かシミュレーションした上でデザインを行っています。
術前の状態を見ただけで術後のイメージデザインを作るには経験や症例数も大きく関わってきます。この部分が修正術における「肝」の部分でもあるため、担当する医師とよく話し合うようにしてください。
■術後の様子
左右でほぼ形がそろっただけではなく、どちらの鼻の穴の形も縦長のスマートなラインになっています。
こういった部分は術前のシミュレーション・デザインがポイントになるため、手術経験が多く仕上がりを事前にイメージできる医師に依頼するほうが安心できるかもしれません。
■留意点
左右差がある場合は、状態によっては片方のみを手術するということも検討する必要があります。できるだけ最小限の手術で済むように手術計画を立てることも医師として大事なポイントだと思っております。
■手術における副作用・デメリットなど
修正手術は、一度目の手術と比較すると術後のダウンタイムが大きく出ることが多いです。また一度目の手術後のダウンタイムと術後の経過が異なることもあります。そのため事前に医師から説明を受けて、ダウンタイムについてもきちんと理解した上で修正手術を行っていただきたいと考えております。
■手術費用 ※価格はすべて税込み
- 小鼻縮小の修正
- 313,200円
- シリコンプロテーゼ挿入
- 270,000円