目元・鼻の整形 他院修正症例集

他院修正・やり直し手術に特化した医師が解説・まとめ

鼻筋が曲がり、鼻先が下がりすぎた他院症例の修正

修正前(来院時)
修正後(手術後)

■本人の主訴

他院で鼻尖形成、鼻尖部耳介軟骨移植、プロテーゼ隆鼻術、鼻中隔延長術を行ったところ、以下のような違和感がある

・鼻筋が曲がった
・鼻先が下方を向いてしまった
・全体的になんとなく人工的な不自然さを感じる

■当院医師の見解

他院にて鼻尖形成、鼻尖部耳介軟骨移植、プロテーゼ隆鼻術、鼻中隔延長術を行ったものの、術後に不自然さを感じるとしてご来院された方の症例です。

今回は、曲がってしまった鼻筋をまっすぐに整えることとあわせて、鼻先の形状を変えること、そして鼻全体の高さを若干抑え気味にすることを目的に治療計画を立てました。

実際の手術では、プロテーゼを抜去したいというご本人の希望も含めて、プロテーゼ抜去、鼻尖形成修正、移植軟骨修正術を行っています。切開場所は、前医のオープン法でできた傷を利用してこの部分から切開を行いました。

上の正面から見た写真は術前(写真1)と術後3か月(写真2)の状態です。

術前写真にある黄色の線は、鼻筋の湾曲している部分を示しています。そして術後の写真では、この部分の湾曲が改善されているのがお分かりいただけますでしょうか。

■手術について

術前(写真3)と術後3か月後(写真4)の様子を斜めから見た状態です。
この角度では、術前後で大きな変化は見られないかもしれません。



術前(写真5)と術後3か月後(写真6)の様子を真横から見た状態です。
術後は、下方を向いていた鼻先(鼻尖)が改善しているのがお分かり頂けますでしょうか。また修正術ではプロテーゼを抜去していますが、鼻の高さにはほぼ変化を感じられないのではないかと思います。

これらは写真で見るとほんの少しの違いに感じますが、実際にお会いするとこの僅かな差が与える印象の違いは大きく、術前の見た目には「違和感」「やった感」があるということが少なくはありません。

術中所見(写真7)では、前医による移植軟骨の部分を複数の矢印で示しています。
なんとなく写真でも伝わるかと思いますがが、移植軟骨を入れすぎ(オーバーボリューム)である感は否めません。

修正術では、前医による移植軟骨を一つ一つ丁寧に剥離・抽出し、鼻中隔の位置を確認して、鼻中隔延長術で使用された軟骨を同定します。鼻中隔延長のために移植した軟骨を矢印で示します(写真8)。

オーバーボリュームになっていた移植軟骨を除去し、鼻尖の形状を整えた状態をお見せします。写真7と比較すると、全体的に内部が「すっきり」した感じが伝わりますでしょうか。(写真9)

前医によって移植された軟骨です。(写真10)

修正術では相当数が不要となったため、いかに多くの軟骨が移植されていたかがお分かりいただけるかと思います。

また摘出したプロテーゼもお見せします。(写真11)

摘出した沢山の移植軟骨とあわせてプロテーゼも鼻の中に挿入されてたことを考えると、「術前の手術計画」がどれだけ大事であるかご理解いただけるのではないでしょうか。

※本症例における手術後の経過についてはブログにてご紹介しております。
新宿山本クリニックブログはこちら

※本症例における治療計画の立て方はnoteにも掲載しています。
新宿山本クリニックnoteはこちら

※本症例の関連動画はこちらです。
(出血シーンが含まれておりますのでご注意ください)

■術後の様子

術前と術後6か月後の斜めから見た様子を再掲します。

本ケースでは術後に腫れや内出血などがあまり生じませんでしたが、修正術は一度目の手術よりも経過が長引くことが多いです。

修正前(来院時)
修正後(手術後)

■留意点

「手術計画」は「診療行為の一部」であると私は考えており、担当医なくして立てられるものではないと思っています。

まして、医師ではないカウンセラーなどの無資格者が手術計画を立てることなどは言語道断で、あってはならないことだと考えています。

いつも述べていますが、手術計画や手術デザインは術後の結果に大きく関係するものですので、担当医がこの部分に対してどのように考えており、また、どのようなプロセスを経て施術の実施に至っているのかなどを確認することは、手術を成功させるためにも非常に重要な要素になります。

術後に「やり直したい」「失敗した」ということが起きないよう、手術を行う前に担当医としっかりと話しあい上記のような点を事前に確認する努力をすることが大切です。

■手術における副作用・デメリットなど

修正術は、一度目の手術によって生じた瘢痕組織を剥離する他、前医によって移植された軟骨等の摘出作業を行うことも多くあります。そのため初回の手術よりも難易度が高くなり、術後の経過も長引くことが多いです。

■手術費用 ※価格はすべて税込み

より詳細の治療法や料金を知りたい際には上記本サイトをご覧ください。

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執刀医

山本クリニック院長
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