目元・鼻の整形 他院修正症例集

他院修正・やり直し手術に特化した医師が解説・まとめ

できる限り高さを維持しつつ32年前のプロテーゼを抜去した症例

修正前(来院時)
修正後(手術後)

■本人の主訴

・32年前に他院でプロテーゼ挿入を行ったが抜去したい。

■当院医師の見解

ここ数年、鼻に挿入したシリコンプロテーゼを抜去したいという相談を頂くことが増えています。中には「時間の経過とともにシリコンが飛び出してくることはないか」「次第にプロテーゼが皮膚から浮き出してくるのではないか」などの不安を感じられて来院される方も多いです。

今回は32年前に挿入したプロテーゼを抜去したいという症例で、できるだけ鼻の高さを変えないようにするためにプロテーゼ抜去とあわせて鼻尖形成術(団子鼻手術)も同時に行うこととしました。

前後の写真を見ますと、プロテーゼがなくなっている為さすがに鼻筋部分の高さが減少していますが、全体的な印象はそこまで大きく変わっていないと言えるのではないでしょうか。
ご本人によると、術後に周囲から何か指摘されることもないとのことでした。

■手術について

術前後の様子を鼻の横側からも見てみます。(写真3.4)プロテーゼ抜去によって鼻根部の高さが多少減少していますが、鼻筋や鼻先については高さが維持できており、それほど大きな変化は感じないのではないでしょうか。

今度は斜めからの様子です。(写真5.6.7.8)
こちらもそれほど大きな高さの違いは感じられないと思われます。プロテーゼ抜去を行っても、このように術後に大きな変化がない状態を維持できているのは、当院では鼻尖形成術を行っているからです。

鼻根部分が多少低くなっても、その替わりに鼻尖部分に操作を加えて細さや高さを出すことで鼻筋を高く通っているように見せるという、いわゆる「目の錯覚」を活用して鼻に高さを出しています。


なおこの方から抜去したプロテーゼの写真も掲載しておきます。(写真9)

プロテーゼはかなりボロボロに痛んでおり、長年挿入されていたことによって周囲に被膜が生じ、また一部には石灰化も見られました。

プロテーゼの素材やメーカーによっても挿入後の経時変化は異なるため、どのケースでもこのようになるとは一概には言えませんが、あくまで参考のひとつとしてご覧いただければと思います。

今回の症例のように、できるだけ鼻の高さやラインを維持したままでプロテーゼ抜去をしたいとお考えの際には、鼻尖形成術との併用も検討いただければと思います。

※本症例の関連動画はこちらです。
(出血シーンなどがあるためご注意ください)

■術後の様子

この方の場合、鼻先だけの操作のため術後の腫れや赤みもそこまでは生じませんでしたが、術後のダウンタイムには前回の手術による瘢痕の有無などが関係しているため一概に同様の結果になるとは言えない点はご留意ください。

修正前(来院時)
修正後(手術後)

■留意点

プロテーゼ抜去を行う際に、クリニックや医師によっては純粋に「抜去のみ」を行い、抜去後に空間ができた左右の鼻翼軟骨の隙間をそのままにしてしまうケースもあるようです。実際にそのような手術を受けた方からご相談をいただくこともありますが、このような処置を行うと術後に鼻尖が変形する可能性が大きい為あまりお勧めはできません。

同じ手術であっても、医師によって処置の仕方やアフターケアは大きく異なります。「単純に抜去するだけだから」と安易に考えずにしっかりと医師選び、クリニック選びを行うようにしてください。

■手術における副作用・デメリットなど

手術後にダウンタイム(赤みや腫れ、内出血など)が半年から1年ほど生じます。
また一時的に状態が悪化して見えることもあります。

■手術費用 ※価格はすべて税込み

鼻シリコンプロテーゼ抜去(他院)
¥220,000
鼻尖形成修正 
¥330,000

より詳細の治療法や料金を知りたい際には上記本サイトをご覧ください。

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執刀医

山本クリニック院長
医療法人社団 豊季会 理事長

山本 豊

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